株式会社 道奥 (みちのく)
所在地 〒025-0002
岩手県花巻市西宮野目11-88
TEL   0198-26-2250(代表)
FAX   0198-26-5140
URL   http://www.michinoku.co.jp
E-Mail   info@michinoku.co.jp
業務内容   漬物製造販売
レストラン『金婚亭』
雑穀の国『こびりの郷』
代表取締役会長 阿部 ゆうこ
代表取締役社長   阿部 久美子




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 古くなるほど味がよくなるという事から、金婚式を迎えた老夫婦のようだという意味でその名がつけられた『金婚漬』。江戸時代の終わり頃から岩手県で最も親しまれている漬物である。その名にちなんだ『金婚亭』は漬物だけでなく雑穀にも注目し、“食”の観点に立った健康をも提案している。


三波豊和:こちらはご創業されてからもう長いんですか?
:昭和37年です。当時は家族の大反対にあいました。その頃の農家の女性といえば、子育てをしながら一生を家の中で終えるのが当たり前みたいなところがありました。実際、最初はうまく軌道に乗らずに大変な苦労をいたしました。
三波:今でこそ女性の経営者は増えましたが、その頃ですと並大抵のことではなかったでしょうね。はじめから漬物作りをしていたわけではなかったそうですが。
阿部:ええ、創業当時は観光客の方を相手に民芸品を販売しておりました。しかし食品の方がいいんじゃないかという意見で、岩手で古くから親しまれている『金婚漬』に思い至りました。最初は自分で漬けずによそから購入しておりましたが、お客様から塩辛いという意見が多く、生産から加工までを段々と自分達で行うことになったんです。
三波:私も20代の頃東北を旅した時は、食べ物のしょっぱさに本当に驚きました。新幹線が開通したあたりからだいぶ変わりましたかね。
阿部:3〜4年はとにかく大変でした。都心で“岩手物産展”が行われるようになり、思いきって参加したのですが反響もあまりなく、結局軌道に乗るまでには7〜8年を擁しました。また、小さな業者だからこそ出来るオリジナルの健康漬物をつくろうと、改良に改良を重ねてこれまで頑張って参りました。
三波:今は健康ブームですから時代に先駆けていたわけですね。
阿部久美子:やはり健康を気遣う上で食事は大変重要な問題です。その事を考えた時に、雑穀にたどりつきました。雑穀はそれだけで“健康食”というイメージがあり、痩せた土地でも無農薬でも実り、これを食べて世に出た偉人もたくさんいらっしゃいます。そんな良いものを岩手から発信しないわけにはいきません。
三波:なるほど。本当に良いものというのは、たくさんの人に知ってもらいたいですからね。
久美子:お蔭様で空港や駅、インターにも近いですので、ご存知“わんこそば”も団体で召し上がっていただいたりもしております。
三波:先程も食事の後のお客様が、先を争って試食の後、自分やお隣さんの為のお土産をたくさん買っていらっしゃいましたよ。
久美子:いわゆるサラダ感覚で、ぜひ漬物という形で野菜をたくさんとっていただきたいです。また、“キムチップス”や“花巻地饅”など、最近ご好評をいただいています。漬物ばかりにこだわらず“たかが漬物されど漬物”の精神で、これからもうちでなければ出来ないような商品を開発していこうと考えております。
三波:テレビ取材のご縁から、ずっと買わせていただいていますが、本当にまじめに良い物を作っていらっしゃいますね。ぜひ皆様、のぞいてみて下さい。