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住所   〒320-0812
栃木県宇都宮市一番町1-10
小野川ビル2F
TEL   028-638-4652
FAX   028-638-4624
     
院長 医学博士 東京医科大学講師
手塚 隆夫
診療分野   内科・神経内科・神経科・和漢診療科
診療時間   月曜日・火曜日・水曜日・金曜日
9時30分〜12時30分、15時〜18時30分
木曜日・土曜日
9時30分〜13時30分(以降休診)
休診日    日曜日・祝日



大工町バス停より




“元気”とは何であろうか? 気持ち、性格的なもので片付けられがちだが、そこには科学的要素も大きく関わってくる。人の内面のメカニズムに魅力を感じ、精神医学の道に入った手塚院長。そのお話はとても興味深く、ストレスを感じ易い人にとっては必読の内容。

元気の“モト”

三波:こちらは宇都宮駅からも近く、オフィス街にあってとても便利ですね。
手塚:場所柄、かぜなど一般的な病気を患ったサラリーマンの方々もいらっしゃいます。ストレス外来などの精神科、東洋医学とあわせて、三つの治療分野が当院の中心です。
三波:ご開院は?
手塚:平成2年です。それまでは大学病院に34歳の時までおりまして、一旦、宇都宮の叔父の病院で副院長を務めた後、独立しました。
三波:こういった町のクリニックは、患者さん達にとって本当にありがたいですよね。『病気かな?』と思った時に気軽に通院できるので、早期発見につながりますね。
手塚:精神科を選んだのは、『体の機能を治すだけにとどまらず、心の部分と深く取り組める人間らしい分野』だということが一番の理由です。自覚症状があり、ご自分で来院されるのは町のクリニックであるケースが多く、その分、患者さんとのコミュニケーションがはかれます。
三波:具体的な治療方法としては、やはり“カウンセリング”でしょうか。
手塚:そう思われている方は多いのですが、実際のところは薬物療法が大きな役割を果たします。精神の病とは、脳の働きにストレスや色々な条件が影響して起こる機能的な障害であり、その意味で薬物療法の方が効果的と言えます。専門的な話ですが、人間の脳には元気を出させるための刺激伝達物質“セロトニン”というものがありまして、それがうまく利用できなくなると“うつ病”になります。本人の気持ちだけでは補えない部分で病気が起こるのです。
三波:プラス志向で明るい性格の人は絶対、安心というわけではないと…。“病は気から”だけではなく“気は病から”であり、二つは密接に関わっているのですね。
手塚:ただ、私としてはカウンセリングの過程での喜びが大きいですね。患者さんは『もしかしたら元通りに治らないのではないか?』と不安を抱かれています。その閉ざされた心を開き、患者さんに『ここでは何もかも、ありのままに話せる』と思っていただくことが重要なんです。最初の診療で、かなり立ち入った話になるのは他の医療分野にはない特徴だと思います。
三波:それが可能なのも、先生の長いキャリアと、人を包み込むような優しい雰囲気がおありになるからだと思います。そして、患者さんは数カ月後に回復。光が見えてきた時、それは言い表せないほどに嬉しいことでしょうね。
手塚:顔色が変わり、表情も見る見る明るくなっていきます。その時こそ、『この仕事をやっていて良かった』と心から思える瞬間です。

現代社会の問題点

三波:長く治療をなさっていると、以前と比べて患者さんの感じもかなり変わってきたのではないでしょうか。
手塚:今は中高年が受難の時代だと思います。40代のサラリーマンは中間管理職であり、上と下から板挟みにされ、加えてリストラ対象になる可能性もありますから、そのストレスは尋常ではありません。会社に専門の産業医がいればよいのですが、そういった恵まれた環境にあるところは少ないのが現状です。
三波:私たちはどういった対処をしていけばいいのでしょうか。
手塚:まず、定期検診にお越しいただくことをおすすめします。それと、日常生活での予防としては、良く寝ることと休暇をとることが大切です。仕事に対しては真面目で几帳面、責任感も強く仕事をきっちりこなしても、生き方に不器用な人が今非常に多いようです。家族・友人との時間を大切にして、気持ちを切り替えることは精神衛生上とても重要です。
三波:なるほど。ですが、自分のことこそなかなかわかり辛いものだと思います。こんな方は“通院なさった方が良い”という目安はございますか。
手塚:うつ病患者の75%は精神科にかかっておらず、他科に通院しているという統計があります。内科・婦人科・整形外科などで、『自律神経失調症でしょう』と言われた方は要注意だと思います。
三波:先程のお話で、精神の病はストレスと環境で起こるということですから、安直に考えては絶対にいけませんね。さて、最後に今後の展開をお聞かせいただけますでしょうか。
手塚:他の医科の先生ともっと交流していこうと思っています。以前は、精神科だけ特別なイメージを持たれて壁ができることも珍しくなかったのですが、最近は改善される傾向にあります。他の医科の先生からお問い合わせいただくことも多くなりました。 そういった理解者の方々とのネットワークを作り、今後は更に迅速かつ的確な治療をしていきたいと考えています。
三波:悩める方々のお助けマンとしてのご活躍、期待しております。私もこうしてお話をさせていただいて、元気が倍増した気分になりました!