1965年の創業以来、長い歴史を歩んで来た伝統と誇りを大切にしている店がここにある。日本の伝統的な彫金と七宝の技術を駆使した新しい技法『NEW CHOKIN』で作られたお土産は、海外からの観光客にも大人気。オーダーメイドも受けており、お客様の様々な要望も商品として形にしている。
小林綾子:1965年創業ということで、ずいぶん長い歴史がありますね。当初からお土産物屋さんだったのですか。
右田壮一:いいえ。初めは某有名時計会社の時計の文字盤を作っていました。当時時計の製造技術は日本が世界一を誇っており、製造過程のそれぞれを分業でやっていたんです。文字盤の部分はここ名古屋で当社が携わっていましたので、その時の技術を生かして何かを作ろうと考え、お土産という形に取り入れることになりました。
小林:なるほど。当時の技術がちゃんと生かされているんですね。代表的な商品『コンパクトミラー』『彫金JAPAN皿』を見せていただきましたが、確かに細かく繊細な美しさは時計の文字盤と共通するものを感じます。
右田:この技術は『NEW CHOKIN』という彫金と七宝の技術を取り入れた技法で、まるで本当の金のような美しさを保ちながら繊細な細工ができます。もちろん本物の金ではないのでお値段をもリーズナブルなものができるんです。当社での一貫生産なので、一つ一つの過程を納得できるまで丁寧にやれるのも良いところだと思います。
小林:お土産として買って行かれる方の評判はいかがですか。
右田:当社の商品は海外から来られる方に人気があるのですが、日本人が考える“いい絵柄”と外国の方が好む物とは微妙に違ってきます。私達がいいと思っても受けなかった物もありますし、これはどうかなと思った物が意外に人気がでることもあります。外国の方にはやはり日本のイメージをそのまま絵柄にしたような物が人気ですね。
小林:例えば富士山、桜、芸者のような感じでしょうか。
右田:そうですね。お客様の希望・要望にできるだけ沿えるよう考えていますので、絵柄を持ち込んで指定していただくオーダーメイドも承っています。
小林:日本のお土産にオリジナルのミラーやお皿というのも楽しいですね。今後はどのように展開していきたいとお考えですか。
右田:まずは商品の品質をしっかりと守っていきたいですね。そして、海外の方だけでなく日本の方にもぜひこの『NEW CHOKIN』の技術を使った商品を知っていただきたいと思っています。
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