遊技場向け景品卸業の代表的存在として、長年の実績を持つ京浜商事。長引く不況はパチンコ産業にも大きな影響が現われている。そんな中新たな方向性を求め、社員が一丸となって成長し続けている秘密とは…。
三波豊和:実績と歴史をもつ京浜商事さん、まずは新社長に就任されてのお気持ちをお聞かせ下さい。
日比野光守:ご存知の通り、弊社にはオーナー会社がありません。とにかくたくさんの株主様から成り立っている会社です。その皆様と会社の従業員、そしてお客様にとって、より良い信頼関係をいかにして築けるかという事をいつも考えております。
三波:どのような立場にあっても常に基本は変わらないわけですね。従業員の皆さんに、普段特におっしゃる事は?
日比野:やはり信頼関係ですね。これは本当に様々なものに当てはまる事柄です。人は一人で生きている訳ではありません。上司と同僚と、そして友人関係や家族関係といったものは一日や二日で出来上がるものではありません。そういった身近な人間関係を踏まえて、どのような形でお客様にアプローチできるかという事でしょうね。
三波:それが実践されれば、企業にとって何にも代え難い強力な武器になりますね。
日比野:はい、日曜日に皆と一緒に泥だらけになって野球をしたり、月に一回開く社員バースデーで、部署の違う者達のコミュニケーションをはかったりしております。
三波:それは良いですね! 仕事では出来ない結びつきから、また色々な可能性が出てきますものね。
日比野:会社全体のチームワークを良くしていく意味でも、時間の許す限り社員の輪の中に飛び込んでいくように心掛けております。
三波:大きな組織になると、頭では分かっていてもなかなか出来ない事ですよね。さて、現在のパチンコ業界についてはいかがでしょう?
日比野:売り上げや集客数などを総合的に見ましても、ピーク時にくらべると相当厳しい状況です。
三波:やはりお菓子やたばこ等の景品に換えるお客様も減っているんですか。
日比野:はい、その中で売れ筋を追求していくわけですからなかなか苦労しております。お客様にとって魅力のある商品を如何にして選ぶか、そしてその商品をどれだけ安くご提供していけるのか、とにかく厳しい注文に対処するために頑張っております。
三波:これからの展望をお聞かせ下さい。
日比野:菓子やたばこといった従来のカテゴリーでは収益の幅が限られてしまいます。我々は問屋業ですが、パチンコ産業を主体にしております。ですからホールで求められているサービスにも、一段と目を向けていかなければならないと考えております。人材の紹介やホール用品、清掃関係など、まだまだ必要とされている潜在的なマーケットはあるはずです。そういった今まで我々が見落としていた部分で、様々な付加価値を見出したサービスを行っていきたいと考えております。
三波:今日は、日比野社長の熱いお気持ちを直接うかがえて本当に良かったです。自分にフィードバックする事柄もたくさんありました。この時代、社員の輪をしっかり築けたらとても心強いでしょうね。本日はありがとうございました!
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