女性らしい美しさを追求する着物の着付けとフラワーアレンジメント教室『アダージョ』は、アットホームな雰囲気の中、学生や会社員、主婦まで幅広い層の生徒を受け入れている。生徒に一人一人の個性や感性を引き出してくれる本格的な技術の伝授と丁寧な指導が人気だ。
大場久美子:着付けとフラワーアレンジメント両方の教室を主宰されているなんて多才でいらっしゃるのですね!
嶋村明美:義母が華道の師範でしたので花の知識はありましたが、たまたま習っていたフラワーアレンジメントで受賞したのがきっかけで教えるようになったんです。着付けの方も同じで、子育てがひと段落してから着付け教室に通い始め、自分も勉強しながら生徒さんに教えるという状態でした。続けているうちに20年近く経ってしまったという感じです。
大場:家事や子育てをしながら資格を取り教室を開くのはやはり大変だったと思います。代表に憧れる女性も多いのではないでしょうか。
嶋村:着物もお花も特別な事ではないのです。子供ができれば七五三や成人式など着物を着せる機会もありますし、自分で着ることができれば楽しいですよね。また、花も生活に癒しや潤いを与えてくれるものです。私は生活のしつらえをできるだけ人の手を借りずに自分で整えたいと考えています。着付けやフラワーアレンジメントはそのための技術ではないでしょうか。
大場:素敵なお考えですね! 私も着物は好きで仕事で着る機会もあるのですが、自分ではまだ習ったことがないので、綺麗に着ている方を見かけるとやってみたくなりますね。着付けに使う新しい道具もいろいろ出ていますが、こちらでは紐だけを使って着られるように教えていらっしゃるそうですね。
嶋村:はい。海外のホテルは全身が映る鏡があまりありませんし、大勢が狭い場所で着付けなければならない場合もありますよね。いろんな状況を想定して、半畳のスペースで自分一人でも着られるようになっていただくのです。
大場:すごい! でも奥が深くて難しそうですね。
嶋村:もちろん資格取得には高い技術が必要ですが、自分で楽しんで着たいという生徒さんも大勢いらっしゃいますから、基本的には楽しい雰囲気で練習していただきたいと思っています。技術だけでなく小物のしまい方まできちんと教えますし、補正下着を手作りすることによってご自分の体型や着方の好みが分かってくるのです。
大場:“自分らしさ”を発見するのですね。
嶋村:そうなっていただけたら嬉しいです。フラワーアレンジメントでも生徒さんの感性を重視し、私自身も既成概念にとらわれないアレンジを意識しています。海外のお花屋さんのディスプレイなども参考にしています。日本では菊は葬儀やお仏壇の花というイメージがありますが、ニューヨークではハロウィン用に飾っていましたし、香港ではラッキーカラーとして黄色の菊が好まれています。こうした文化の違いを生かし、今後は日本と海外の美を融合させた作品も作ろうと考えています。
大場:代表はお教室を通して女性の美しい生き方を伝授されているのだと感じました。
嶋村:ありがとうございます。これからも生徒さん一人一人の個性を大切に、感性を磨いていくお手伝いをしていきたいと思います
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