環境にも人にも優しい“健康になれる住宅”を目指している。代表は顧客に対するプレゼンテーション方法などの講演活動を全国の工務店を対象に行っており、iPadなどの電子ツールを活用した説明は非常に分かりやすいと好評だ。作業の効率向上を図るヒントがたくさん詰まったセミナーである。
生稲晃子:代表は一級建築士のお仕事の他に講演会をされているそうですね。
戸田知治:事務所を立ち上げてから主に一般住宅の設計をしていますが、その一方で工務店など建築業界の方向けのセミナーや講演会の講師もしています。九州から北海道まで、去年は100ヶ所ほどで開催しました。
生稲:全国を飛び回っているのですね! どのような内容の講演をされるのですか。
戸田:現在の日本の建築業界は、ほとんどの仕事を大手ハウスメーカーさんに取られてしまっています。それは地元の工務店の技術や価格に問題があるのではなく、工務店が“営業”というものをよく知らないからなんです。せっかくの腕があるのに仕事が取れないのは本当にもったいないと思い、工務店がお客様に対して自社の設計をプレゼンテーションするやり方やコツをセミナーを通して伝えています。
生稲:なるほど。確かに私たちにとって家を買うというのは大きな経験ですから、分かりやすい説明をしてくださるところと契約したいですよね。
戸田:当事務所ではプレゼンテーションに3次元パースを何種類も使用し、じっくりと説明しています。建築を学んだことがないお客様にとって、2次元の図面から3次元の家を想像するのはとても難しいですからね。この方法を取り入れてから集客率がぐんと伸びました。iPadなども活用することで、以前よりもたくさんの写真や情報をお客様に見ていただくことができ、お客様の満足度の向上にも繋がったんです。
生稲:セミナーではそういったツールやソフトの使い方などを教えていただけるんですね。
戸田:はい。初心者の方でも2、3ヶ月で使いこなせるようになりますよ。また、お客様に安心してご契約いただけるよう、建築基準法で定められている検査だけではなく第3者機関による検査も行って安全性をアピールしています。セミナーではこのようなアイデアも紹介しています。
生稲:様々なアイデアで仕事が効率的になりそうですね! 最後に今後の展望をお聞かせいただけますか。
戸田:事務所での仕事と講演の仕事をバランス良く続けていきたいと思っています。小さな工務店も大手のハウスメーカーに負けないようにお手伝いしたいですね。
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