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粉もん発祥の地 西成で産まれたこだわりのたこ焼き。ダシのきいた生地をギリギリまで薄く、カリッと焼き上げた絶品のたこ焼きです!

 社長の夢だったという道頓堀に2号店を構えて約5年。今では行列の絶えないたこ焼き店として、大阪に訪れたら必ず立ち寄りたい店になっている。人気の秘密は、ダシのきいた生地をギリギリまで薄く、カリッと焼き上げた絶品たこ焼きにあった。外国人観光客の舌をもうならせ、口コミはさらに広がっているようだ。


ラッシャー板前
午前10時を過ぎたところなのですが、店頭には既にものすごい行列ができていますよ。この様子からも高い人気がうかがえますが、たこ焼き激戦区である道頓堀で“大阪のソウルフードたこ焼き”で勝負するというのは、勇気のいる決断だったのではないのですか?


橋本みさと(以下、橋本)
そうですね。1号店の西成店では、揚げ物などのメニューもあるのですが、道頓堀店は純粋にたこ焼きのみで勝負しています。ここは観光地ですし、観光客は“大阪=(イコール)たこ焼き”のイメージを強くもたれていますから、むしろたこ焼きだけで勝負できる場所ではないでしょうか。実は社長の夢が道頓堀でお店を開くことで、その実現がこの店でした。ですが、最初の半年間は赤字続きだったのですよ。


ラッシャー板前
赤字を黒字に転じるために、何か工夫をされたのですか?


橋本
いえ、半年を過ぎたころから徐々にお客様が増えてきたという印象です。本当に少しずつ、少しずつ客足が増えて、今のように行列ができるまでになりました。ここ2,3年で客層もがらりと変わり、外国の方がとても増えました。最初は、英語、中国語、韓国語と海外の言葉に苦戦したのですが、どの国の方がお越しになっても対応できるようにマニュアルを作成し、スムーズにオーダーいただけるようになりました。


ラッシャー板前
口コミでの評判が広がって、行列を作っているわけですね。


橋本
お蔭さまで「おいしい」と評価していただいています。最大のこだわりはダシです。何と言っても生地の味の決め手ですからね。味付けをしないで、素焼きでお出ししてもおいしく召し上がっていただけるたこ焼きに仕上げています。また当店では誰でも簡単に焼ける銅製ではなく、鉄製の焼き台を使用しています。焼くのに技術が必要なのですが、表面を極限まで薄くカリカリに、中はトロッとした食感を生み出せるのは鉄製ならではです。


ラッシャー板前
もう我慢の限界です! 食べさせていただいてもよろしいですか?


橋本
もちろんです。たこ焼きと言えばソースと思われがちですが、当店人気ナンバーワンは醤油マヨですよ。ここ1年で外国の方も含めてとても人気を得たメニューです。特に韓国の口コミサイトでは上位に当店がランクインするほど、受け入れていただいているようです。


ラッシャー板前
なるほど、カリ、トロッの食感が最高です! 鰹ダシがきいた生地と、ぷりっとしたたこ、本当にうまい。ダシがきいているから醤油との相性がいいのでしょう。たこ焼きってこんなに繊細な味わいでおいしかったんですね。世界が愛する味、納得いたしました。


橋本
ありがとうございます。メニューは、塩、ポン酢、自社オリジナルのソースなど9種ございますので、その日の気分でいろいろ味わっていただきたいです。